椎名誠さん講演会 in 小山

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今日は地元で椎名誠さんの講演会があった。

ぼくは椎名さんの著作や旅ありきのライフスタイルのファンだ。

中学の終わりまでは読書があまり好きではなく、本といえばせいぜい冒険モノの小説くらい。

教科書に載っていた古典的な小説が難しくて苦手意識があった。

しかし、椎名さんの小説を読んでからは一気に読書自体が好きになったのだ。

もともと旅行が大好きだったこともあり、その軽薄を装ったブンタイと辺境紀行録の虜となっている。

椎名さんは著作量がかなり多いのもあって数十冊くらい読んだ。

中でも『本の雑誌血風録』が面白かった。

旅モノではあやしい探検隊シリーズもいいし、『草の海』モンゴル奥地への旅がオススメ。

読んで以来、モンゴルに大きな関心が芽生え、いつか行くぞ!と意気込んでいる。

わたくしのモンゴル旅は、病気完治後にサケ科の大王タイメン釣りを計画中なのであります。

もちろんルールを守ってキャッチ&リリースです。

今日は人生初の生シーナであり、念願の椎名さん講演会に行くことができた。

昨夜は事件があって寝不足だとおっしゃっていて、少しお疲れの様子だった椎名さん、いやシーナさん。(チベット滞在中の奥さんの携帯電話が音信不通に・・・その後、高山での電波障害とわかり解決したそうです)

お話のほうは旅の経験や日本と海外の違いや、最近の多機能すぎる生活スタイルなどなど、独特のユーモアを交えながらとても興味深い内容だった。

本題は世界で繰り広げられている水資源の争奪戦、また水資源が豊かな日本が狙われること。

ダム建設が大好きな国家である日本のことなど。

実際に日本はコンクリートが好きなようで、ぼくの住む栃木でもかなりの田舎に行ってもたいそう優良な舗装道路があり主要河川は護岸コンクリで埋め尽くされている。

そしてサーファーなら誰もが思うはずだが、海はテトラポッドだらけで、その近辺の流れは強烈で危険なものだ。

自然豊かな国であるはずが、見ていて心地の良い風景は意外と少ないんですよね。

水問題に話を戻すと、一番の危険信号は、その日本人が水の危機に気付いていない、ということなのである。

豊かさゆえの危機なのかも・・・。

講演の内容は多岐にわたってとても楽しいものだった。

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実は写真を生業としている者のハシクレとして、以前から水を対象にしたプロジェクトを続けている。

ウォーターユニバースである地球を自分の視点で表現するというモノだが、今日はそこにもリンクするようなお話が聞けたので嬉しかった。

波乗りも釣りも水の恩恵ありきですからね。

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今日は小山市の花火大会も催されているが、見物客が多くどこも渋滞してしまうので、椎名さんのおかげで好きになった読書を家でひっそりと楽しんでおります。

さて、しばらく釣りにも行っていないし・・・、

わしらは怪しい雑魚釣り隊』でも読むとするか。

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