フィルム一眼レフでカメラ人生をスタートさせた自分にとって、
ライカのレンジファインダー機は懐古主義への憧れ。
1984年製の「ライカ M6」
中古カメラ屋で試しに触ってみた時の、
静かなシャッター音と重量感に魅了された。
一眼レフのガシャリというミラー開閉音ではなく、
スナップに軽妙感をもたらす「パシッ」という音。
なんだか撮ること自体に酔える気がした。
中古カメラに詳しいある友人に聞くと、
ライカの中古は”目利き”が難しいと言う。
その中でも比較的安く簡単に手に入れられるのが、
このM6型だということで、
早速良さそうな物を探して購入した。
ライカにうるさいファンには酷評されるM6、
そのぶん安価で購入できるということもあった。
カメラを酷使する自分にとっては願ってもない流れだ。
(それでも価格はかなりの物だったが・・・)
実際に使ってみて、
撮影物の結果ありきでハードに使う人にとって、
趣味と実益を兼ね備えた楽しいカメラだった。
“MADE IN GERMANY”
すべてにアナログ感のある作り、
それでいて質実剛健の強さがある。
内蔵露出計があるので、
その参考値からも結果のイメージを描きやすい。
ただ、純正レンズは高価すぎてまだ買えていない・・・。
デジタルか、フィルムか。
一眼レフか、レンジファインダーか。
洋服をカジュアルとフォーマルに着替えるように、
カメラそれぞれの個性を「作風の違い」として楽しんでいる。
■