ストーリーのあるモノに囲まれて #001「TIFFANY&Co. 1837 ボールペン」

tiffany_1837pen

普段はほぼ皆無といっていいほど、

高価なブランドものを身につけることはない。

唯一のブランド品といえば、

大事な人に送る手紙から、

どうでもよい落書きまでこなすこのボールペン。

「TIFFANY & Co. 1837 コレクションボールペン」

アメリカから帰国する際に、

友人がプレゼントしてくれたものだ。

(愛用していたサーフボードをプレゼントしたら、お返しにプレゼントしてくれたもの)

使いはじめて10年になるが、

これ以上のペンにはまだ出会っていない。

シルバーの重さがちょうど指に馴染み、

安定して自分らしい文字が書けるのだ。

使いつづけるうちに黒ずんでしまうが、

手入れをすればまたもらった時の輝きを取り戻す。

嬉しいことにシルバーが光を取り戻す度に、

このボールペンをもらった時の胸の輝きも思い出せる。

このペンがもつ重厚感と書きやすさには、

「友人の心」という重みも加わっているようだ。