初乗りデイ、波乗りのリレー

今日は2012年のサーフィン初乗り日についてです!!

ぼくは正月三が日を外して、

先週末に初乗りをしてきました!

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波は胸〜肩でオフショアのグッドブレイクでしたよ。

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初乗りの相棒はCOLE『キャノンボール』
5’6″ x 19-1/2″ x 2-5/16″(ダイヤモンドテイル)です。

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陽射しも強かったのでココサンシャインをしっかり塗りました。

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ちょっとバレルになる波もあったニコリン初乗りデイ!

ただし茨城鉾田エリアの海水は、
かき氷のような冷たさでした。

それにしても朝晩の冷え込みが厳しいですね。

ぼくは秋から冬にかけてが一番季節の移り変わりを感じます。

サンディエゴに住んでいた時は日本ほどの季節の差がないので、
ほとんど感じることがなかった四季の変化。
帰国後は”日本の四季”を肌で感じるようになりました。

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家の庭にもびっしりと霜が降り身近な自然も冬特有の美しさを身にまといます。

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一年のサイクルで見てみると、
冬を越えたときに一年がリセットされた気がします。

そして暑い夏を夢見てしまう季節でもありますね。
夏になれば涼しい秋を夢見ていたような・・・これぞ人の性(さが)!?

季節の移ろいを感じたときにいつも思い出す一編の詩があります。

谷川俊太郎さんの『朝のリレー』という詩です。

『朝のリレー』

カムチャッカの若者が
きりんの夢を見ているとき
メキシコの娘は
朝もやの中でバスを待っている
ニューヨークの少女が
微笑みながら寝がえりをうつとき
ローマの少年は
柱頭(ちゅうとう)を染める朝陽にウインクする
この地球では
いつもどこかで朝がはじまっている

ぼくらは朝をリレーするのだ
経度から経度へと
そうしていわば交替で地球を守る

眠る前のひととき耳をすますと
どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる
それはあなたの送った朝を
誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ

この詩は一昔前にCMで使われていたので、
谷川さんの作品の中でも有名な一遍でありますね。

早朝にこの詩を聞きながらコーヒーを飲む至福、
静寂の中にある幸せな時間ですね。

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世界中の朝が時差(経度)で移り変わっていく。
この『朝のリレー』からはそんな朝の風景が浮かんでくるようです。

その風景をサーファー目線から見るとどうなるのでしょうか?

“世界の経度から経度へと、
良い波に乗ったサーファーの笑顔が交替で訪れていく。”

このブログを書いている最中にも、
きっと地球のどこかではスバラシイ波が割れ、
誰かが笑顔でその波を滑走しているのでしょう。

ぼくたちサーファーは”波を楽しむこと”を通して、
世界と繋がっているのかもしれません。

いわば世界中の見知らぬ誰かと、
“波乗りのリレー”をしているのですね。
笑顔でバトンを渡しながら・・・。