人生にはさまざまな選択肢がある。
日常をありのままに生きていれば、
“どちらかの道を選択する”局面が多々ある。
その道をライフスタイルに例えるなら、
ぼくはその度にサーファーというライフを選んできたのだろう。
今日は外気がとても寒いので、
家で暖かくしつつ海を想う・・・
そんな日にしようと思いました。
「波乗りを通して育んだもの」について、
ほんのちょっとだけ触れてみます。
長年サーフィンと関わっていくなかで、
さまざまな選択肢を選ぶ局面がありました。
その選択肢とは以下の2つ。
サーフィンを続けること。
他の楽しみを見つけること。
その局面でぼくが選んできたのは、
サーフィンを続けるということ。
世界中のサーファーの中には、
無心にサーフィンを追い求めてきた人もいれば、
サーフィンを続けることに疑問を持った人もいると思います。
ぼくの場合は後者のほうで、
何度かそういう場面に出くわしたことがあります。
サーフィンを一緒にはじめた仲間が海に通わなくなった。
リーフブレイクの大波で怪我をして臆病な自分を知った。
長く病気と向きあう間に海から気持ちが離れてしまった。
そんな局面を迎える度に、
“サーフィンを続けること”を選んできました。
その結果として今の自分がいる。
ふと立ち止まって考えてみると、
なんだか不思議な気持ちになります。
はじめてサーフボードに触れてから、
気がつけば20年近くの時が流れています。
心に残るたくさんの波と出会ってきました。
サーフィンを好きになればなるほど、
波乗り自体がライフスタイルとなり、
海で過ごすことが良質な時間となっています。
サーフィンを通して内面に育んだものとは?
自分の心にまっすぐに向かうことの大切さ。
人生を楽しもうとする前向きさ。
さまざまな物事をまっすぐに見られる視点。
それは、
海と、波と接することで、
自然からの声に耳をかたむけて、
一生懸命に楽しもうとしてきた結果なのかもしれません。
サーフィンを始めて何十年経っても、
良い波を目の前にすれば変わらず興奮します。
すばらしい波に乗った日は1日じゅう豊かな気分で過ごせます。
サーフィンに行く前夜はワクワクして寝付けません。
新しいサーフボードが届いた日は嬉しくて笑顔が止まりません。
きっと50歳になっても、
60歳になっても変わらずに・・・。
一緒に波乗りをはじめた仲間には、
その情熱を仕事に傾けた人もいます。
海への思いを山に託した友もいます。
滑走の舞台を雪に置き換えた仲間もいます。
たとえそのベクトルがどこにあろうとも、
“良質な時間が豊かなこころを育てる”
ことには変わりがありません。
そしてまた病気復帰後もサーファーという道を選びました。
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人それぞれ道は違えど、
楽しいライフスタイルをまっとうして、
豊かな人生を歩いていきましょう!
いつまでも、どこにいても・・・。
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