Stay Hungry, Stay Foolish.

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「今日のトピックは?」という問いがあれば、
間違いなく「スティーブ・ジョブズ氏、死去」であろう。

マイツイッターのタイムラインはこの話題で埋め尽くされていた。

気になったツイッター記事をいくつか集めてみた。

『【アップル ジョブズ氏死去】iPhoneやiPadなど独創的な製品で、「アップル」を株式時価総額で世界一の企業に押し上げ、世界的なカリスマ経営者として知られるスティーブ・ジョブズ前CEO=最高経営責任者が亡くなりました(10/6)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111006/k10013068991000.html

『ジョブスは死んだのではない。クラウド化してiJobsとなったのだ。これからのJobsはいつでもどこにでもいるの』

『世界を変えた3つの林檎。イヴを誘惑した林檎、ニュートンが見た 林檎、そしてジョブズの林檎。』

『「自分が世界を変えられると 本気で信じる人たちこそが 本当に世界を変えているのだから Think different」Jobs復帰の年のCMが今日は特に感慨深い。』

『アップル本社があるクパチーノに大きな虹がかかってる。』

『スティーブ・ジョブズとビートルズは似てると思うんだ。世に出たときはイカれた異端者。だけど人気者。パワーが臨界に達すると世の中を本当に変える程の影響力をもつ。スタンダードになるんだ。』

これらのツイートだけでもジョブズ氏が世の中に与えてきた影響の計り知れなさを感じる。

ジョブズ氏の名言が詰まったスピーチとして知られている、
「スタンフォード大学卒業式辞」動画にも辿り着いた。

『私は毎朝鏡を見て自分に問い掛けてきました。「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やろうとしていることを私はほんとうにやりたいだろうか?」と。その答えが「ノー」である日が続くと、そろそろ何かを変える必要があるとわかります。自分がそう遠くないうちに死ぬと意識しておくことは、私がこれまで重大な選択をする際の最も重要なツールでした。』

ぼくも移植という今までの人生で最も死に近づく経験をして、
人生にはいつか終わりが来ることを肌で実感した。

ジョブズ氏の経験からすれば10,000分の1、いや1億分の1の経験もしていない自分だが、
スピーチから抜き出した言葉(上記)に共感して強く胸を突かれた。

『点と点が繋がることを信じて・・・、ハングリーでいろ。愚か者でいろ。』

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ぼくはアップルの熱狂的ファンとまではいかないが、
仕事環境はすべてアップル社製品で埋め尽くされている。

なぜアップルなのか?

操作性、デザイン性、クリエイティビティなど色々あるが、
一番の思い入れはその居心地の良さにあると思っている。

お好み曲を集めたiTunesのレパートリー、マウスのクリック音、キーボードを叩く音、
そのすべてに”スティーブ・ジョブズの意志”が込められている。

ジョブス氏のように、人を、世界を変えることは難しい。

それに比べれば自分の人生を今よりもより良きものに変えていくことは簡単だろう。

生きていれば楽しいことだけでなく、
辛いことや悲しいことにも出会う時が来る。

そんなときぼくはこう呟くことにする。

「Stay Hungry, Stay Foolish.」

いつかつながるであろう”点と点”を信じて・・・。